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病気がちな庭の赤松に炭を撒く(5ヶ月後)

病気がちな松を救え

庭に何本か赤松を植えているのですが、この松の木にだけ虫が付きます。毎年、小さな虫が数珠なりに幹や葉にくっ付き、その虫を食べようとアリが行列を作り、葉に白い粉がつくので病気かしらと?。。宮下正次さんの「野にも山にも炭を撒く」の本を読んで、この松を赤松の炭で虫が付かない丈夫な松にすることが出来るか、実験中です。
季節的なものもありますが、炭を撒いて5ヶ月になりました。新葉も沢山出てきて元気は良いです。一方で虫は、昨年よりは少ないかなあ、でも、やはり新葉の周りに白い粉が付着しています。これは、虫のせいで松が病気がちと思っていましたが、最近、松の剪定を行われている専門家のご意見をお聞きすることができ、白い粉は、カイガラムシのせいと分かりました。又、以前に畑だった所に植えたので肥料分も少し残っているのでその影響もお聞きできました。松を元気にするのに炭は良いそうなので、秋になり松の成長が止まった時に再度炭を入れてみます。
カイガラムシについては、こちらから▶︎

カイガラムシ
*専門家のご意見* 白い粉は、カイガラムシの一種、部分的に発生しているのなら、そこだけを切除しても良いかも。カイガラムシが全体に広がってるなら、切らないほうがいいです!!切ることが松の負担になり、余計に樹勢が落ちる恐れがあるのと、松はやたらと切ると、来年の新芽が出なくなる場合がありますので!当然、農薬は使いたくないでしょうから、難しい問題ですが、対症療法ではなく、松を元気にするテクニックを究めたいと、私も思っています。
松は基本的に、肥料分は不要のようです。(とは言っても、庭師さんによっては肥やしをあげる人もいて、何が正解なのか私には断言できませんが。。)
荒れ地や痩せ地に、『先づ』生えるから、マツという名前なのだと私は解釈しています。
ゆえに、松はきれい好きとも。落ち葉などは、保水の効果はあるかも知れませんが、やがて堆肥化して松にとっては余計な肥料となり、雑菌の繁殖の原因にもなってしまいますから、松の周囲はきれいに掃除しておくのが良いと思います。(この点が、豊かな腐葉土を好む他の雑木との大きな違いです。)
また、水はけのよい環境を作ってあげることは、良いと思います。と同時に、意外と多雨を好むようなので、これから夏になって日照りが続くようなときには、夕方に水やりをしてあげるのも良いと思います。雨には、目に見えないハダニを洗い流す効果もあるようです。
だから水やりは、根元だけではなく、葉っぱ全体を洗い流すつもりでシャワーをかけてあげると良いかも知れません。炭は良いと思いますよ!

 

実験経過報告、開始から5ヶ月

2020年7月中 雨上がりなので新葉が閉じています
2020年4月末
2020年2月末
2020年2月末 実験開始

炭を撒く

松の周りに溝を掘り、伊那炭化研究所さんからご提供頂いた粉炭を3kgほど撒きました。
太さが30cmも無いのでこの量で十分かと
ただ、撒く時に炭の粉塵が舞いますので、少し薄めた木酢液を撒いてからが良いかもしれません。

 

 

木酢液

1.8Lの水に70mlの木酢液を入れます。
木酢液は、すっぱくてお焦げような独特な香り

木酢液を撒く

木酢液を200から300倍に薄めた1.8Lのポリタンクが意外と重い
ヒェー、松の木まで運ぶのにこれは大変!!
今回は、分量的にポリタンク1本ですが、太さ30cmあれば、このポリタンクが3本になる。これを山に運ぶのは、とても大変ですね。
山でやるには、炭だけでやるしか無いかなぁ。。。

 

宮下正次さんは、ヘリで炭を撒かれたようですが。。。

土をかぶせて、念力!!

土をかぶせて、元気になりますようにパンパン!!念力を送る。
気のせいか、松が喜んでいるように感じる。

最初の時は、pH6.6ぐらいです。うーむ、これは合ってるのかしら?不明?