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70%枯れた松を炭で救えるか(専門家のご意見追加)

70%も枯れてしまった松を救え!

実験中ですが、炭を撒いて3ヶ月後と4ヵ月後の松の写真との撮ってきました。良かったぁ!!少しづつ元気になって新芽も育ってきています。
実験開始の松は、松食い虫が入っているわけではありません。ですが、70%ぐらい松枯れが進行しています。幹をコンコンと叩くと軽い音がして、この枝はダメでしょうね。ただ、所々に青い松葉が残っています。このようになった原因は、山砂を撒いてから?、あるいは、側の通路をアスファルトにしたから?はっきりとは、わかりませんが。。。現状からは、松が、根からの水分の吸収ができていない状態になってるよう。
宮下正次さんの「野にも山にも炭を撒く」の本を読んで、その実験場所としてご提供頂きました方や粉炭をご提供下さった伊那炭化研究所さんに感謝です。玄関前の大切な松の木ですから元気になれば本当に嬉しいことです。

専門家のご意見

最近、松の剪定を行われている専門家のご意見をお聞きすることができましたぁ〜!、又、炭を撒くことはやはり良いそうです。

*質問* 松の周りをアスファルトにしたり、盛り土したせいか、松がだんだんと枯れて来ていたのですが、炭を撒いて松枯れは、止まった感じがし、生きている枝は新芽を出しました。そこで、枝全体が枯れて緑の芽が全く出てこないのは、枝ごと切り落とした方が良いのでしょうか?それとも待てば芽が出て回復してくる事はあるのでしょうか?

*答え* アスファルトや盛り土は良くないですね。写真ではよくわからないのですが、盛り土は松の株元にもあるなら、なるべく取り除いてあげると良いと思います。青い葉っぱが少しも残っていないなら、回復はほぼ絶望的ですが、ほんの少しでも残っているのなら、まだ望みはあると思います。判断が難しければ、急いで枝を切る必要はありませんが、枝に付いている枯れ葉は、上から丁寧に掃除してあげるといいですよ。足元にツツジが生えていることも、松にとってはよくないかも知れません。いろんな松を見ていますが、松の周囲に他の草木が植わっているところほど、松が病気勝ちであることが多い気がします。
自然界では、松が荒れ地や痩せ地にまず生えて、だんだんと落ち葉が積もり、土が肥えていくに従って他の草木が繁茂していき、そうなると松は役目を終えて衰退していくものだと思います。なので、松を元気なまま維持しようと思えば、土壌が肥沃化しないように、他の草木や落ち葉を排除して、きれいに掃き清めておくのが良いのではないかと思います。昔の里山は、木を伐って燃料にしたり、草や落ち葉も集めて田畑の堆肥にしていたので、自然と山が肥沃化せず、松が元気で松茸もたくさん採れていました。

実験経過報告、開始から5ヶ月

7月初め 元気な枝の部分
7月初めの松
2020/5/末 元気な枝の部分
2020/5/末の松
2020/2/末の松 実験開始
実験開始

円形に穴を掘る

松の枝が伸びた下に円形に20cmぐらいの穴を堀ます。ただ、一部は、ツツジの根などがのびて掘ることができませんでしたので、手前を円形に掘りました。スコップを持参したのですが、ここは、なんと小型のシャベルカーがあり楽ちんですね。あっという間に掘れました。但し、掘るときに松の根も引き抜いてしまいましたが。。。松さんごめんね!

 

炭を撒く

松の木の太さが30cmくらいありましたので、掘った穴に伊那炭化研究所さんからご提供頂いた赤松の粉炭を約10kg撒きました。
今回は、撒く前にジョウロで水をかけましたので粉炭が舞うこともなく、よかった!!

木酢液を撒く

1.8Lの水のポリタンクに70mlの木酢液を入れます。このポリタンク3本分の木酢液を撒きます。前回は、ポリタンクが重くて悲鳴をあげてしまいましたが、今回は、ポリタンタンクから直接でなく、小さなバケツに移して、バケツリレーで撒きましたら、なんと楽ちんです。

木酢液とは、ひとことでいうと、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたもので土壌に散布すると土が良い状態に変化する。木酢液に含まれるさまざまな有機物が、土壌中の微生物を活性化し、徐々に有機質が豊富な良い土に変化していきます。
但し、よく調べると木酢液の購入時は「有害物質が含まれていないもの」を選ぶ
最近は、粗雑な製法で、有害物質がきちんとろ過されていない木酢液などが、安価に出回ってきています。木酢液を購入される際は、きちんとした製法が守られ、有害物質が含まれていないものを選ぶことが重要ですとある。 うーーむ、ちょっと心配、安いものを買ってしまいました。

土をかぶせる

本当にシャベルカーがあるとなんと楽ちんでしょう!!もう、終わりました。どうぞ春には新芽を出して再生してくださいと祈ります。

半年後の経過報告

さてさて、半年後はどうなってるでしょうか?
松よ!しっかり生きておくれ!