生命力・免疫力を高めるSPN式「松の種子」健康法　吉原將純著

生命力・免疫力を高めるSPN式「松の種子」健康法
吉原将純著(松の種子技術開発研究会会長) 現代書林 (2008/05)

生命力・免疫力を高める「松の種子」健康法　吉原將純 — 原爆の後遺症、侵された癌と戦いながら人々の健康のために「松の種子」の研究・開発に生涯を捧げた。被曝から62年目2007年8月25日永眠

1945年（昭和20年）は長く続いた太平洋戦争が集結した年、私は広島の地にいて原爆を体験しました。多くの人が亡くなった中で生き残った者として、健康のために役立つ仕事がしたいという思いが心の中に常にあり、私の人生を形成していったのです。

　1988年「抗エイズウイルス剤及び抗癌剤」特許取得（カナダ・豪州・ドイツ・メキシコで取得、国内では抗エイズウイルス剤のみ）、これまで何十年も心血を注いできた研究への努力が、今まさに実を結んだ瞬間でした。
私の場合、松のことしか考えていないと周囲の人から思われ、幾人かの学者からは無意味なことをやっているという態度を示されたこともあります。しかし、この40年間、私は最初に「松の実」に対して感じた「松の種子には不老長寿の元の何かがある」という気持ちを信じて、ここまで走ってきました。そして、その途中でSPNという物質を見つけ出し、私の思いの一部は報いられました。
　2002年1月アメリカの大学から「健康科学哲学博士号」を授与され、それも大きな励みになりました。私は「世界中の人々が病気で苦しむことなく、いつも健康で生きていける」ことを願い、発展途上国の子供たちやその母親たちの援助、その一環としてタイなど東南アジアのエイズ患者の救済のため、松の種子殻エキスや松の種子オイルの供給、さらに研究資金などを寄付しています。エイズウイルスに対して松の種子のパワーが非常に有効であることが、国際的な研究機関で明らかになりつつあります。

まだまだ私には使命があると感じています。
松の実から出発した人類を救う旅は、まだまだ果てしなく続いていくのです。
私から大学の医学部・薬学部の皆様へお願いです。常識の枠にとらわれずに、自由な発想で新しい何かに挑戦して、ウイルスを消す物質を是非とも突きとめて下さい。

ー私たち人類のためにー

（本文より抜粋）

▶松種子エキスSPNの抗ウィルス作用について◀

＜＜目次＞＞

第１章　被曝体験と運命の出会い

・エイズや癌は人間は勝つことができるか？
・1954年8月6日、広島に原爆が落とされた日
・海を越えた再会
・神聖な存在「松」からの恵み

生命力の強い松は、不老長寿の象徴だった
古代人は松の実を食べていた
歴史書にもある松の実の効用
食用になるのは五葉松の種子だけ？

・発想の転換「無いものは造ればいい！」

問題発生！松の実の殻を割る機械がない！
運命の分岐点

第２章　「松の種子オイル」誕生

搾油装置の発明
水虫退治！ピノレン酸発見
ちょっと専門知識ーその１
驚きの含有脂質・60％以上
余分な脂肪は取らない！松の種子オイルは脂肪のバランスを調整
ちょっと専門知識ーその２
アトピー克服に光が見えた
若さ維持を手助け
ちょっと専門知識ーその３
松の種子オイルは血圧の上昇も抑える
女性にお勧め！松の種子の乳化オイルは美肌づくりやストレスにも効果あり
松の種子オイルの適切な使い方、塗布剤の作り方
「松の種子殻の抽出物(SPN)」と「松の種子オイル」のコラボレーション

第３章　驚異の発見「SPN（スパン）」

松の種子殻の抽出物質「SPN(スパン)」に難病への有効成分を発見！
SPN(スパン)の効力１　免疫力活性作用
・ちょっと専門知識ーその4
・SPNがマクロファージ、リンパ球を増殖
SPN(スパン)の効力２　抗腫瘍作用
・ちょっと専門知識ーその５
SPN(スパン)の効力３　さまざまな抗ウイルス作用
・SPNパワーの源「リグニン」
・猫エイズ(FIV)に対する作用
・人間のエイズに対しても、SPNは可能性大
・HIVに効果があるのは「松笠」ではなく「松の種子殻」
・癌ウイルスに対して
・その他の抗ウイルス作用