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日本にもあった朝鮮五葉松の実

2020年11月10日

旧石器時代の主要な樹木は朝鮮五葉松であり本州から北九州にかけてひろく分布していた

今から一万年以前前までは繰り返し繰り返し厳しい寒さと温暖な時期が交代して訪れた氷河時代、当時の日本列島の形状は今日とは異なるが、いわゆる旧石器時代人が住んでいた。
今日、列島各地の遺跡からは、旧石器時代人を取り巻いていた森林の樹木がそのまま発見されたり、またそこに生きていた獣、シカなどの糞までもなまなましい状態で発見されたりしている。その樹木類は、アカエゾマツなどの亜寒帯性の針葉樹類で、その主要な樹木のひとつにチョウセンゴヨウが位置しているのである。
約二万年前の日本列島に広がっていた森林の主役たちは、カラマツ、チョウセンゴヨウマツ、ヒメバラモミ、あるいはダイマツ、アカエゾマツ、ハイマツ、ゴヨウマツ、アカマツなどの類似種子であり、草本類ではコケスギランやミツガシワなどであった。…
野尻湖層の下部・中部から出土した植物遺体は針葉樹種子がもっとも多く、そのなかでも多いのはヒメバラモミの毬果であり、チョウセンゴヨウの毬果とカラマツの毬果がこれについでいる。

旧石器時代人の重要な食料 松の実

旧石器時代の人のおもな食料は、大型獣を中心に中小型獣も含め、その肉と血や内臓や脂肪などであったことはいうまでもないが、このほか、植物性食料の特にチョウセンゴヨウは、樹木の主役であり、その当時、本州から北九州にかけてひろく分布していてマツの実は小型のピ―ナッツほどもあり、栄養価も高く、食料として重要性が大きかった。
又、東北日本の亜寒帯針葉樹林帯やその周辺ではコメモモ・クロマメノキなどの 果しょうか類やハイマツ・チョウセンゴヨウの実などが、西日本の落葉広葉樹林帯や広葉樹と針葉樹との混合林帯ではチョウセンゴヨウ・ハシバミをはじめ、クルミ・クリ・ヒシなどの堅果類やヤマブドウ・サルナシ・キイチゴなどの 果類、ウバユリなどの根茎類が食料として利用されていたと思われる。

国産の朝鮮五葉松の実が販売されていました

約一万三千年前、最終氷期が終りに近づき、全般に寒冷乾燥気候が卓越した氷期から温暖で湿潤な気候が支配する間氷期へ向かっていくと、針葉樹優占時代は終りを告げ、植生に大きな変化が始まって、今では、朝鮮五葉松は、稀少で名前すら忘れ去られているが、福島から岐阜までの亜高山地帯、そしてわずかに四国の東赤石山脈に散在する。いま条件さえ整えば低地・平野でも植栽されているとか。。。?

その希少な北海道の朝鮮五葉松の松ぼっくりが、なんと!メルカリで販売されていました。
朝鮮五葉松の球果は2年に一回で、20メートルくらいの高さに相当な数がなっていて、風で落ちてきたものを拾うそうです。北海道に拾いに行ってみたいですね〜

朝鮮五葉松への旅を一部参照