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伐採された松の葉に囲まれて

伐採された松の葉をなんとかしたいと思ったのは良いが。。

11月から3月は、松が伐採される時期です。どうせ伐採するなら新芽が出てから・・・と思うのですが
伐採した松を木材として利用するには、11月から3月は、松の活動が停止しているので最適だそうです。それ以外の時期に伐採してしまうと、製材して乾したときに青カビが出て木材としては使い物にならないと。
きっと、松は、冬の間は根に養分をため込み、それが春になると幹に養分を送るのでそれがカビとなるのかなあと。。?

森の座さんのご活動で、今では、伐採された松の99%(松葉は除く)が有効活用されています。以前は伐採後は、山で腐るまで放置されていたのですが、建築材料や燃料や炭に有効活用されております。

伐採現場の色々

松が伐採されるとGoogle Mapでの座標指定で「松必要ですか?」と連絡が入ります。
Google Mapの座標を頼りに伐採現場に行きます。そこで毎回びっくりするのは伐採された松の量です。到底、処理し切れない量です。全部を無駄にしないように持って来れれば良いのですが、持って来れるのは、ほんの僅かです。大きな枝から切り落として軽自動車に積めるだけ頂いてきます。
残った松葉は、このままだと焼かれて灰となりますので、その前にできるだけと、毎回、欲張って沢山頂いくのですが。。。

1回目
2回目

3回目

持ち帰った松は

持ち帰ったら、日持ちさせるためにバサバサっと洗って。。ごちゃごちゃした枝を切り落とし
「松、要りませんかぁ」と送れる方には、ドーンと送ったり、届けたり、それでも大量に手元に松が残るので、毎回、頂いてきては、「ああっ多かったなあ」と後悔します。でも、頂いた松は無駄にはしたくないので、ビニール袋に包んでひとます保管。。
これの作業をやっていますと、部屋中、松の香りで空気が違います、本当に肺まで綺麗な空気が入ってくるような感覚です。

ごちゃごちゃした枝を切り落とす。これは頂いた量の4分の1ぐらいです。
枝を取った後の松葉

乾燥しないようにビニール袋に

あれやこれやに漬ける

保管した松を毎日少しづつむしって、松葉液、松葉焼酎の色々、松と梅の焼酎つけなど作ります。それでも処理し切れない。。。

松葉をむしります。新芽だとパラパラ取れるのですが、この時期のはギュッと引っ張ってむしります。
松葉液用、一番安上がり、お砂糖代だけ

松葉とレモンとホワイトリカと砂糖、去年残った梅酒を加えたり、ブランディー風にしたり、ホワイトリカが高いなぁ

お茶に

ああ、松葉をむしるのがイヤになったら、色々な入れ物に松葉を入れて部屋で乾燥させます。その間、部屋の中は、松葉の良い香りです。乾燥したら、パラパラっと松葉を枝から外して保存します。生より乾燥させた方が松葉は簡単に枝から外れます。お茶にする分だけ粉砕して茶葉にします。その方が美味しいです。

松葉を乾燥中です。お部屋の飾りとしても良いです。
乾燥した松葉を枝から外し保存します。

松葉をギューギュー入れても、粉砕するとこんな量になります。お茶パック2個分くらいできます。

残った松は

それでも、やっぱり処理し切れない程、大量なので。。

ゴミには出したくない。心苦しいですが庭に放置していましたら、なんと、天の助け、助言をいただきました。発酵させて、松の周りに撒けば、病気がちな松が元気になるのではと。。。
なんと、これは初めての試みです。
でも、これができれば頂いた松を全て無駄にせずに処理できたことになるので、嬉しい!!